6月2011

市民記者たちにも新鮮な感動与えた
初夏の野鳥ウォーキング。

野鳥探して街探訪。そして珍しい鳥にも出会った。

市民記者ネット長野(川崎史郎代表)は、6月3日、第1回街歩きイベント「初夏の野鳥ウォーキング~意外に楽しめる!街中のバードウォッチング~」を開催した。

日本野鳥の会長野支部 小林富夫 事務局長

小林事務局長

植木商店の辺りで早くもコムクドリを発見

植木商店の前でコムクドリを観察する参加者

「夏到来!」を思わせる暑い一日となったが、集合場所のTOiGO広場には約20名ほどの参加者が集合。講師を務めた日本野鳥の会長野支部・小林富夫事務局長は「この時期は野鳥たちが活発に活動する絶好の季節。暑さが気になるが、運が良ければカワセミに出会えるかも知れない。ゆっくりと街を楽しみましょう」と挨拶。

午前10時、街の中を歩きだす。バードウォッチングは初めてという市民記者も多かったが、ガイド役を務めてくれた小林さんをはじめ野鳥の会メンバーの適切な解説を聞き、鳴き声や身を寄せる場所、植生などを学ぶことで、街の中に生息する野鳥の姿をすぐに発見。参加者はたちまちバードウォッチングの楽しさを感じ始めた。

出発して間もない、植木商店の辺りで早くもコムクドリを発見。神社などに住むといわれるこの鳥を双眼鏡で確認し声を上げる参加者たち。

「最近、ヒヨドリも街中で繁殖するようになった。カラスもよく見かけるが、街中に多いのは太いくちばしに、黒くつややかなボディのハシブトガラスです」と小林さん。ポイントとなる箇所でタイムリーな解説が入り、市民記者たちはすかさずメモる。

見たこともなかった街の表情にも関心が。

大門交差点でチゴハヤブサを発見

夢中になってチゴハヤブサを観察する参加者

北野文芸座近くでは「イワツバメだ!」の声が上がる。文芸座の軒下に巣を作っているらしく、複数のツバメの出入りが見られた。

権堂アーケードや善光寺へと向かう中央通り商店街も見慣れた風景のはずなのに、野鳥を探しながら探索していると、普段は気づかない店先のディスプレーの心遣いや佇まいの趣などいろいろなものが新鮮に映る.商店の軒下や看板、店並みの連なりにまで目が行く。

ぱてぃお大門では、軒先に巣を作るイワツバメの家族を発見。ここでヒナが孵ったこともあるといい、巣の横には一羽ずつに名前を付けた、ツバメの家族の表札が作られていた。

大門の交差点まで行くと、「これは珍しい!チゴハヤブサが飛んでいますよ」と小林さんが青い大空を指さす。悠々と翼を広げ滑空を見せるその姿に歓声が上がる。県内で見られるのはきわめて珍しいことで、かつては北信地方では全くお目にかかれない鳥だったという。生態系の変化が鳥の生息分布にも影響を与えているということだろうか。

善光寺では大勧進の蓮池へ。ここでは、タイミングが合えばアオサギを見ることもあるという。本堂では裏手の森の中にアオバズクの姿も。もちろん夜行性の鳥で夜はホウホウ、ホウホウと二声ずつ続けて鳴く。シジュウカラやカワラヒワも見られた。

この後、城山公園を経て彦神別神社へ。ここで日本野鳥の会会員により「鳥合わせ」が行われ、今日出会った鳥を全員で確認しあう。これにより、ヒヨドリ、セキレイ、カワラバト、コゲラ、センダイムシクイなど15種もの野鳥に出会えたことが分かった。中でもチゴハヤブサに遭遇できたことは幸運といってよかった。

第1回街歩きイベント「初夏の野鳥ウォーキング~意外に楽しめる!街中のバードウォッチング~」

改めて街の魅力を確認し、満喫した野鳥ウォーキング

市民記者ネット長野にとっては、街歩きは、街を知り、街の将来を考えるきっかけ作りとなるイベントだが、参加者からは「改めて街を身近に感じることができた。街を探訪するこうしたイベントにはまた参加したい」という声が数多く寄せられた。今後も野鳥ウォーキングをはじめ、興味深い様々なイベントを企画中。乞うご期待を。

●速報 –
野鳥ウォーキング開催

市民記者ネット長野は6月3日、長野市の中心市街地で街づくりイベント「初夏の野鳥ウォーキング〜意外と楽しめる!街中のバードウォッチング」を開催した。野鳥ファンを中心に約20人が参加。中央通りの中ほどにあるTOiGO広場から城山公園までをゆっくり歩きながら、野鳥を観察。車が行き交う市街地で、多くの野鳥が見られることに驚き、街の魅力を改めて発見した。 (続きを読む…)

●長野ヤキメン – トラットリア・イル・カロローゾ –
太麺に味噌の味が絶妙に絡み合う。
長野ヤキメンは注目のB級グルメ!

「長野ヤキメン」を考案した「長野ヤキメン」のオーナーシェフ滝口誠さん

「長野ヤキメン」について語る滝口誠さん

「長野ヤキメン」

「長野ヤキメン」

最近話題のB級グルメ。昨年、神奈川県厚木市で行われた「第5回B-1グランプリ」には延べ44万人もの人たちが来場するなど、今、富士宮焼きそばや甲府鶏もつ煮に代表されるB級グルメが大人気だ。

そもそもB級グルメとは、安くておいしく、日常的に愛されているご当地料理のことをさす。

ところが、長野市は、他の地域でどんどん新しい味覚が生まれていく中で、やや立ち後れの状況にあった。そんな中、昨年8月に行われた長野市のB級グルメを決めるコンテスト(BBBながのプロジェクト実行委員会主催)で、見事グランプリの栄光に輝いたのが「長野ヤキメン」なのだ。

考案したのは長野市門沢のレストラン「トラットリア・イル・カロローゾ」のオーナーシェフ滝口誠さん。

「信州といえばそば。でも、私は長野が誇る食材を生かして新しい発想による全く斬新な麺を作ろうと思った。前から考えていたことだから、5分ほどで誕生したメニューなんです」と笑う。

焼きそばのように、フライパンに油をひき、手際よく炒めていくが、長野ヤキメンならではのこだわりがふんだんに生かされている。例えば麺。特殊製法で作られる太めのムシ麺は中野市の製麺屋に発注。食材も長野県特産の長芋を中心にレンコン、カボチャ、ラディッシュ、パプリカ、ズッキーニ、ベーコン、エリンギなどをぜいたくに使い、ニンニクの香りで食欲を誘う。

さらに味付けは信州白味噌。最後にヤキメンの上に温泉卵が乗っている。とろけた卵とコシのある麺に新鮮野菜が絡まって、味噌とチーズが深いうまさを」引き出している。パスタでもなく、焼きそばでもない。まろやかなおいしい麺の誕生だ。

長野ヤキメンは「トラットリア・イル・カロローゾ」のほか、北石堂町の「ハワイアンダイナー・マウンテンキュー」など市内9店のお店で味わえる。店頭に立っている「長野ヤキメン」ののぼり旗が目印だ。

「B級グルメを広げるためには市民参加型であることが大事」という滝口さん。長野ヤキメンを支える「麺バー」(メンバー)の募集もしている。100円の入会金で、値引きなどの特典がある麺バー証がもらえるが、月に1度は友達連れで長野ヤキメンを食することなどが条件だという。

長野JC内実行委事務局
☎026-228-3260

●ゼニヤ時計店 –
商店街にある時計屋って
意外なワンダーランドだった!!

どっしりと重量感のある神輿と御所車の装飾時計

どっしりと重量感のある神輿と
御所車の装飾時計

商店街には意外な魅力が隠れている。例えば時計屋。ガラス戸から店の中を覗くと,チズミと呼ばれる片眼鏡をかけた気難しそうな職人が座っていて、器用に道具を操りながら分解した時計を修理する姿があった。おそらく誰もがそんな記憶があるだろう。

南石堂町のゼニヤ時計店は1945(昭和20年)創業。今でも昔と変わらず時計の修理や電池交換をしてくれる店だ。壁に飾られた掛け時計やケースに並ぶ最新タイプの腕時計。それは他店と全く同じだが、目を引くのは陳列ケースの中に、クラシックミニカー、エンゼル人形、蓄音機などが所狭しと並んでいること。

特に目を引くのは、どっしりと重量感のある神輿と御所車の装飾時計だ。いずれもリズム社製で、神輿時計(10万5000円)は朱塗りの本体や黒塗りの担ぎ棒、屋根の鳳凰まで本物そっくりに精巧に作りこまれている。

神輿は春秋の例祭などに神霊が渡御(お出ましになること)するための乗り物で、平安時代から京都を中心に担がれるようになったものだ。祭りの時に,いつも祀られている神社から神様が集落や里に降りて、人々に五穀豊饒や村の平穏を授けたものなのだろう。

「この神輿時計がほしくて、メーカーに注文したら限定品だけにもう在庫がないといわれました。ところが、たった一つだけリズム時計本社の展示室にありました。それを無理やり頼んで分けてもらったんです。全国的に見ても希少な品です」と店主の矢口弘夫さん。

「時計屋は時計だけを売る店ではありません。時計にまつわる魅力も知ってほしい。買わなくてもいいから、店を眺めに来て」と願う矢口さん。

カチコチと時を刻む時計の音を耳に、神輿時計の雅な風情に浸ってみるのも素敵だ。
長野市南石堂町1423
☎026-226-5572