●ちりめん雑貨の店「彩華」 –
駅ビルで見つけた
開運グッズいっぱいの可愛いお店。

駅ビルの地階は、想定外の魅力的な店との出会いが楽しめる場所だ。

ちりめん雑貨の店「彩華」ちりめん雑貨の店「彩華」商品長野駅ビルMIDORI地下1階にあるちりめん雑貨の店「彩華」もそんな店の一つ。壁面と平台を上手に使ったレイアウトは店の狭さを感じさせず、招き猫やカッパ、フクロウ、お地蔵さんなどの陶製置物やちりめん製のぬいぐるみなどが陳列され、観光客や常連客が華やかな彩りの商品に目を細める。特に目につくのは、センターのメーンスペース。ここには季節ごとのテーマを打ち出した商品が物語性ゆたかに並ぶ。

猛暑が続く今の季節は、見る人の心をさわやかにしてくれそうなカエルの世界が広がっている。ハスの葉を傘代わりにする愛らしいカエル、葉っぱの上でのんびりと昼寝をする余裕派のカエル、様々なカエルたちの姿が微笑ましい。「夏のシーズンは、気持ちをさっぱりとリフレッシュしたいという思いからでしょうか、カエルグッズはよく売れます]と佐藤香店長。

同店の売れ筋べスト3は①ねこ②ふくろう③カエルの順だというが、最近は東北地方の震災などの悲惨な状況を象徴しているのか、「よみがえる」という意味で、カエルグッズ人気が高まっているとか。

そもそも、カエルには不思議な力が備わっていて、古くから「神様のお使い」と言われてきた。カエルの鳴き声で天気を占う習慣も全国的に定着していて、木の上で鳴くときは雨が降り、田んぼで鳴くときは晴れになると信じられている。信州でも、小布施町・岩松院の「蛙合戦(かわずがっせん)」は、春四月、寺の池にどこからともなくやって来た数百匹のカエルたちがいっせいにゲコゲコ鳴いて求愛する姿が話題になるし、諏訪大社上社では「蛙狩」という昔ながらのカエルにちなんだ神事がある。秋田県角館地方では、大きなガマガエルはヤシキモリといい、家を守ってくれるとも伝えられる。

そんなカエルの霊力から、「生き返る、蘇る、若返るなどの語呂合わせで、とても縁起がいいと喜ばれているんですよ」(佐藤店長)。政治の混迷や震災など、世の中全体がしおれているような今、どんなときにも、のんびりと葉っぱの上で昼寝をするカエルのおおらかさがほしい。そんな風に思った人は、気軽に駅ビル地下にある心安らぐ店へ。忘れていた日本の季節感も色とりどりの商品たちが思い出させてくれる。

彩華 長野駅ビルMIDORI地下1階
☎026-224-1518