●十二天 –
門前町に誕生した和の知的空間「十二天」。
季節それぞれの趣が心をくすぐる。

門前町家ギャラリー「十二天」門前町家ギャラリー「十二天」善光寺の門前に、10月7日、奥深く美しい「和」文化をテーマにした店舗が誕生した。

築86年の歴史ある商家・金石総本店の佇まいをそのままに、内部を大きく改装した門前町家ギャラリー「十二天」。古き良き町家の風情と新しいショップ感覚が見事に融け合い、訪れた人たちの知性を刺激する。

店を入ると土間スペースになっていて、風呂敷、手ぬぐい、綿、麻の小物、日本各地やアジアの紙製品、短冊、便せんなどが色彩鮮やかに並ぶ。さらに和の趣を感じさせる木の器、木の道具、竹細工、鉄のトレー、花器や酒器、コーヒーカップなどの陶器、ガラス食器などが目を引き付ける。

上り框から座敷へと通じる空間は「町家ぎゃらりー」といい、ここには屏風や掛け軸、和風家具が配され、酒器や花器が風趣たっぷりに飾られている。壁の水墨画などは店主でもある墨書家・山上紘山さんの作品で、常設されている。

店舗内には貸しギャラリー「ギャラリー12」があり、現在は紘山さんの奈良興福寺八部衆立像などの仏画が展示されているが、今後は現代アーティストやクラフト作家の作品展などに貸し出す計画だという。

「十二天」の空間には、これまで長野の町ではあまり見られなかった濃密な和の空気が満ちている。創り出したのは、店主夫人の山上絹代さん。東京の老舗店舗、懐石ギャラリーでも活躍する空間プロデューサーであり、室礼コンシェルジェの肩書も持つ。「今では忘れられた二十四節気。十二天では四季を通じて花、陶器、工芸でしつらえ、ギャラリー空間をお楽しみいただけます。この店は、日本文化を学べるギャラリー、和の感覚を楽しみましょう」と絹代さん。

十二天とは、方位を守護する神々をいう。八方(東・西・南・北の四方と東北・東南・西北・西南)と天・地の二方、日・月の諸神をさしている。帝釈天、火天、毘沙門天などの神々は天地いっさいを養育するものといわれる。

店名には、善光寺を訪れる人々をもてなし、そうした参拝者たちが十二天に守られて無事帰郷できますようにとの願いも込めたという。

門前町家ぎゃらりー「十二天」は、善光寺を訪れた人々にとってのおもてなしの座であり、信州の人たちにとっての季節それぞれに癒される場になってくれることを祈りたい。

門前町家ギャラリー「十二天」門前町家ぎゃらりー十二天
◆所在地 長野県長野市東後町16-1
◆営業時間 10:30〜18:30
◆定休日 月・火曜日
◆問い合わせ ☎026-217-2854

長野県長野市長野東後町16

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