●横井弘三とオモチャン会 –
童心芸術家「横井弘三作品展」が
秋の心に、あったかい贈り物をくれる。
~13日まで竹風堂大門ホールで開催中~

横井弘三作品展形にとらわれない素朴な画風を持ち、「童心画家」「日本のルソー」とも呼ばれ親しまれた横井弘三の作品展が好評だ。

横井弘三作品展は、横井作品の発掘や情報収集に取り組む「横井弘三とオモチャン会」の主催。今回で4回目を数えるが、会場となっている大門町の竹風堂大門ホールは、幕開けとなった11月3日から熱心な来場者でにぎわっている。

白いひげを蓄え白髪をなびかせた自画像や豪快にスイカをほおばるユーモラスな自画像、仲良し兄弟を描いた絵など、展示された32点の作品はいずれもほのぼのとした空気を作り出し、見た者を温かく包み込む。

横井弘三作品展飯田市生まれの横井は、早稲田大学中退後油絵を独学で習得し、26歳で二科展樗牛(ちょぎゅう)賞を受賞。翌年には岸田劉生より先に二科賞を取り、中央画壇に彗星のごとく登場するが、関東大震災の被災児童のための絵画活動や日本初のアンデパンダン展開催など、独創的な活動が当時の画壇や戦時色に染まる世の中に受け入れられず、しだいに孤立化し不遇の道を歩むことになった。

そんな中、昭和19年、55歳になった横井は長野市に疎開。以来、晩年までの約20年間、長野市で精力的な創作活動を続けた。「オモチャン会」の名は、横井が子供たちのためにユニークな玩具を作ったことに由来している。

長野市での横井は、多くの理解者、支援者たちに出会っている。今、発掘されている数々の作品には、横井と絵の所有者との密な人間関係を印象付ける作品も少なくない。作品展では、所有者たちと横井との出会いエピソードを記したキャプションも添えられていて、その背景も同時にしのばれる。

横井弘三作品展横井の長男・故一郎氏の妻、茂子さんは言う。「横井はほんとにおおらかな人。初めて会った人にも旧知の間柄のように、気さくに熱っぽく話しかけてきた。そんな心のしなやかさを、作品から感じ取っていただけたらうれしい」。

作品展は13日まで開催されている。

横井弘三作品展
◆会場 竹風堂善光寺大門店3Fホール
◆所在地 長野県長野市大門511
◆入場料 無料
◆時間 午前9時~午後6時
◆問い合わせ 
横井弘三とオモチャン会事務局(山崎書店内)
☎026-235-1455

長野県長野市長野大門町511

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