●ゼニヤ時計店 –
商店街にある時計屋って
意外なワンダーランドだった!!

どっしりと重量感のある神輿と御所車の装飾時計

どっしりと重量感のある神輿と
御所車の装飾時計

商店街には意外な魅力が隠れている。例えば時計屋。ガラス戸から店の中を覗くと,チズミと呼ばれる片眼鏡をかけた気難しそうな職人が座っていて、器用に道具を操りながら分解した時計を修理する姿があった。おそらく誰もがそんな記憶があるだろう。

南石堂町のゼニヤ時計店は1945(昭和20年)創業。今でも昔と変わらず時計の修理や電池交換をしてくれる店だ。壁に飾られた掛け時計やケースに並ぶ最新タイプの腕時計。それは他店と全く同じだが、目を引くのは陳列ケースの中に、クラシックミニカー、エンゼル人形、蓄音機などが所狭しと並んでいること。

特に目を引くのは、どっしりと重量感のある神輿と御所車の装飾時計だ。いずれもリズム社製で、神輿時計(10万5000円)は朱塗りの本体や黒塗りの担ぎ棒、屋根の鳳凰まで本物そっくりに精巧に作りこまれている。

神輿は春秋の例祭などに神霊が渡御(お出ましになること)するための乗り物で、平安時代から京都を中心に担がれるようになったものだ。祭りの時に,いつも祀られている神社から神様が集落や里に降りて、人々に五穀豊饒や村の平穏を授けたものなのだろう。

「この神輿時計がほしくて、メーカーに注文したら限定品だけにもう在庫がないといわれました。ところが、たった一つだけリズム時計本社の展示室にありました。それを無理やり頼んで分けてもらったんです。全国的に見ても希少な品です」と店主の矢口弘夫さん。

「時計屋は時計だけを売る店ではありません。時計にまつわる魅力も知ってほしい。買わなくてもいいから、店を眺めに来て」と願う矢口さん。

カチコチと時を刻む時計の音を耳に、神輿時計の雅な風情に浸ってみるのも素敵だ。
長野市南石堂町1423
☎026-226-5572

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