●中央タクシー -
街の中を恵比寿、大黒、毘沙門天…が走る。
七福神タクシーが「ご利益」を分け与えてくれる?

中央タクシー長野市の街中を「七福神タクシー」と呼ばれる縁起のいいタクシーが走っている。

車体一面に荒波に乗り出す恵比寿、大黒、布袋様などの七福神を乗せた宝船がユーモラスなタッチで描かれている。七福神はにこやかに微笑み、いかなる困難をも乗り越えていく明るさと力強さにあふれる。この何とも縁起のいいタクシーを見かけた人々は、思わず目を丸くしてから、もう一度ゆっくりとそれを確認し、カメラにおさめたり、仏都ならではのありがたいタクシーに、両手を合わせる観光客もいる。

七福神タクシーは、長野市若穂保科の中央タクシーが、平成23年12月に誕生させたものだが、実はまだ、一体何?と思っている向きも多い。

中央タクシー同社の創業は昭和50年7月1日。現在の社長・宇都宮司さんが2代目だが、「楽しい会社」を基本理念に据えているだけに、自由闊達な社風が特徴。業界に新風を吹き込む斬新なアイデアも数々打ち出している。例えば、乗車料金が5000円を超えたら半額!というサービスも、長野市では中央タクシーが初だ。社員たちの制服も夏はアロハシャツで統一。今年も男性は青、女性は赤のアロハを6月1日から着用している。

昨年の東日本大震災の後には、ボディーに色鮮やかなハイビスカスをデザインした「アロハタクシー」を走らせて話題を呼んだ。

「震災で暗くなった世の中を、ハイビスカスで明るくしたいという思いからでした」と宇都宮社長。七福神タクシーも「街を、人を元気にしたい」と運行を始めた。

「女子高生などに写真撮らせて~といわれることもあります。運転していると周囲の視線を感じます。だから、いつも以上に安全運転にも気を配ります」と運転手の八重沢永治さん。結婚式のお客さんを乗せて喜ばれたりすることもあるという。

いま、中央タクシーでは、ドライバー自身が企画したおすすめの観光地をタクシーで旅する「家からの旅」プランが好評。佐久のぴんころ地蔵詣でと佐久鯉尽くし(9800円)や新緑の上高地(10800円)など、自宅から運転手さんのガイド付きで楽しめる旅メニューがどっさり(詳しくは中央タクシーへ)。こちらもご利益ありそうな魅力的なプランだ。

中央タクシー日本人には昔から「福の神」といって、自分たちに御利益を分けてくれる絶対の神というものがあった。

その代表ともいえるのが恵比寿、大黒天。それに弁財天、毘沙門天、布袋尊、福禄寿、寿老人が加わり七福神が勢ぞろいしたのは室町時代末期からだ。そして、近辺の七福神を順番にたどる「七福神めぐり」が盛んになったのは、江戸時代後期のことだ。これは、平安時代に起こった観音霊場巡拝と同じように、多くの神仏を巡って礼拝することで、ご利益を賜ろうというもの。日本最古の七福神めぐりは京都七福神といわれ、寛政年間(1789〜1801)の頃であろうとみられている。そこから、縁起がいい七福神めぐりの波は江戸へと伝わり、やがて全国へと広がっていったのだ。そんな歴史を頭に、もう一度七福神タクシーを眺めると、なんだか、いちだんと御利益がアップしそうに思えてくる。

中央タクシー中央タクシー
◆所在地 長野市若穂保科265
◆問い合わせ ☎026-282-7777

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