●信州B級グルメ – みそすき丼(須坂市)
香ばしい味噌の薫りに誘われる。
おいしい味わいの中から大正浪漫が蘇る。

日本料理・三ツ扇(信州B級グルメ)長野市の隣りに位置する須坂市は、江戸時代には須坂藩主堀氏の領地で、陣屋町として町づくりが行われた歴史ある場所だ。

明治から昭和期にかけて製糸業が栄え、かつては岡谷と並び県下有数の「製糸の
町」として知られたこともあった。現在の須坂には、明治時代以降に建築された懐かしい蔵や古風な佇まいを見せる商家などが点在し、町をそぞろ歩けば独特の郷愁に包まれる。

扇状地を切り開いたゆるやかな坂の地形を持つこの町の気候は、昼夜の寒暖差が激しく、もともと味噌造りに適した土地柄だった。いまでも良質な大豆を用い、代々受け継がれた技法で作られる須坂の味噌は定評がある。その町に、平成15年、質のいい須坂味噌を使ったオリジナル料理を提供しようと「信州須坂みそ料理乃會」が発足した。市内にある5つの味噌蔵や飲食店がメンバーで、各店それぞれが趣向を凝らし和食、洋食、中華などのみそ料理を作り出している。

そんな中で生まれたのが須坂のB級グルメ「みそすき丼」だ。

日本料理・三ツ扇(信州B級グルメ)製糸業で栄えた当時、世界に輸出するシルクを買い付けに、横浜をはじめとする各地の生糸商人が続々と須坂を訪れた。そんな商人たちをもてなすために地元の工場主が振る舞ったのが、自慢の須坂味噌で味付けしたすき焼きだったのだ。

その懐かしく美味なるすき焼きを平成20年に復活させたのが「みそすき丼」というわけだ。

「現在、みそすき丼をお出ししているのは市内8軒の店。大正時代のおもてなし料理を蘇らせたものですが、特に春のひな人形見物イベントの時や秋の行楽シーズンには大勢の方が訪れ、味わっていただいています」と日本料理・三ツ扇の藤木均社長。

みそすき丼は、地元産の村山早生ごぼうと豚肉、千日味噌をベースにしたタレで煮込む。上に乗ったプルップルの温泉卵をくずしていただくと、味噌の甘辛い味が肉、ごぼうに程よく染み込んでおいしいことこの上ない。肉は店によっては牛肉を使用している所もある。

日本料理・三ツ扇(信州B級グルメ)ごぼうもしっかりと味付けされやわらかく、添えられたわけぎなどの小ねぎのみじん切りも効いている。とろとろしたおいしさは、箸よりもスプーンで味わいたいくらいだ。まだまださほど知られていないメニューだが、そこが、まさにB級グルメ。一度味わったら、また食べてみたくなる。

日本料理・三ツ扇
◆所在地 須坂市須坂1157(須坂迎賓館)
◆問い合わせ ☎026-245-5700

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