●古本・雑貨 はなちょうちん -
絵本と文学の世界をの~んびり遊ぶ。
優しい時間が流れる小さな店、見ぃつけた~!

古本・雑貨はなちょうちん散歩の途中に偶然出会った小さな店。その存在になぜか心惹かれ、ついつい引き込まれるように店の中に足を踏み入れてしまうことがある。そして、そこがいつの間にかお気に入りの空間に変わっていく…。

善光寺にほど近い、長野市東之門町「はなちょうちん」もそんな店だ。古いガラス戸にのんびりと鼻ちょうちんを膨らませたネコの絵が描かれ、入り口には古本・雑貨と刻んだ手作りの木の看板が立っている。

明るい陽射しが差し込む店内。壁には木の棚が作りつけられ、徳富蘆花、里見弴、佐藤春夫など近代文学作家たちの本が並ぶコーナーと、イヌやウサギやネコなどの動物たちの楽しい絵本のコーナーに分かれている。文学は最近の文庫本もあるが、懐かしい作家たちの初版本クラスの古書が多いのに驚く。「高原文学」などマニア垂涎の懐かしすぎる雑誌たちも目に付く。

古本・雑貨はなちょうちんここは、黒柳香代さん(61)がお姉さんと2人で営む気さくなお店。そもそもは、それぞれが所有していた古本や近代エピソード文学が専門の大学教員だった父親の蔵書も含め、それらを整理するために今の建物を借りたことから始まった。かつては商店だった場所だが、古いため壁や天井を塗りなおしたりしているうちに、「そうだ、古本屋をやろう!」と思いついたのだという。土間だったスペースもお客さんとのふれあいにちょうどいいくつろぎの空間になってくれた。開店は2012年8月で、ほぼ1年が過ぎた。

「何度か一箱古本市にも出店して、そこでの売れ行きが良かったことも、自信になったかもしれませんね」と香代さん。それでも、がむしゃらに商いをしているわけではない。「古本屋の主人が鼻ちょうちんをふくらませて居眠りをしているような、そんなのんびりとしたお店にしたかった」。

古本・雑貨はなちょうちん店を開くのは土曜・日曜と祝日のみ。それでも常連客が気に入った絵本や古書を求めてやって来る。土間には広いテーブルと椅子が置かれ、時にはそこでお茶を飲みながら、香代さん、みよさんとのおしゃべりが始まる。

棚にある紙芝居や豊富な鳴子こけしが話題にのぼることもある。入口の一角では昆虫や植物の図鑑や本を陳列しているが、月ごとに日本の民話、かるたの世界、クリスマスものがたりなどの特集を企画。来店客には好評だ。

本のほかにも、手作りの草ほうき(450円)、はたき(350円)、ピーターラビットの絵入りの紙皿(630円)、古切手を貼って作ったマグネットなど可愛いグッズもあちこちに隠れている。ちょっとした発見の喜びもある。

古本・雑貨はなちょうちん壁に架かった黒板に書かれた「真夏日に木陰の下で堀辰雄」は、香代さんが詠んだ「今週の川柳」だ。心地いい風が吹き抜ける店の中には、ほっとくつろげる優しい時間が流れている。
ただし、はなちょうちんでは、本の買い取りは行っていないという。

古本・雑貨はなちょうちん
◆所在地 長野県長野市東之門町382【地図あり】
◆営業時間 土・日・祝日 午後1:00~4:30
◆問い合わせ ☎090-8801-9687

長野県長野市長野東之門町382

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

コメントフィード

トラックバックURL: http://gurunaga.com/wp-trackback.php?p=4900