●長野市ボランティアセンター –
ヒト・モノ・コトを優しくつなぐ
「まちの縁側」が広がっている。

まちの縁側まちの縁側かつては、どこの町にも「長屋の大家さん」のような面倒見のいい人がいて、近所で何か困りごとがあると、その問題解決に損得を度外視して乗り出しひと肌脱いでくれた。味噌が切れた、しょうゆがないという突然の「困った」にも、お隣さんに借りに行けばすぐに快く貸してくれた。世話になっているふだんのお礼にと、今度はもらった野菜やお菓子をおすそ分け。ご近所にはいつも、まったりとしたいい風が吹いていたものだ。

ところが、いつからか、そんな風潮が消えてしまった…。「東京じゃあ、隣にどんなヤツが住んでるのかさえも知らねぇらしいぞ」と驚いていたのは昔の話。今では長野でも当たり前のことになりつつある。

高齢化社会。お年寄りが自分たちの「きょうの暮らし」を自らの手で守らなければならない時代になっている。誰もが自分のことで精いっぱいで、他人のことになど関心を向けなくなっている。東日本大震災では、「絆」の重要性が改めて見直された。しかし、こんな寂しい日常では、いざという時の住民同士の助け合いも期待できない。

こうした深刻な問題を捉え、崩壊した地域コミュニティーや切れ切れになっている人間関係を再生しようという取り組みが、長野市ボランティアセンターの「まちの縁側推進プロジェクト」だ。

町の中に「縁側」のような、住民たちが心地よく寄り合える場を作り、希薄化した人間関係を結びなおしていこうというこの運動は、愛知産業大学大学院教授でNPO法人まちの縁側育み隊代表理事でもある延藤安弘氏が提唱したもので、地元名古屋を皮切りに、長野市をはじめ全国に広がりを見せている。

長野市ボランティアセンターでは平成17年に「まちの縁側」作りをスタートさせたが、このほど約1000か所にまで増えた。縁側の種類も多彩で、言葉のマジシャンとも呼ばれる人がとびきり楽しいサロンを作る「いわの風えんがわ笑楽校」、養護教諭だった女性が開いた地域の大人の保健室「川中島保健室」、みんなで愉快に肩を寄せ合い歌いあう「菊乃屋歌声酒場」などなど。

同センターでは市内5000か所を目指しており、さらに縁側を増やしたい考えで、「ヒトとの出会い、楽しみや食べ物、伝統行事や自然環境など、様々なヒト、コト、モノが行きかいまざり合い、人間関係がより豊かになる地域共生の場」としての縁側を考える『まちの縁側実践講座』を下記の日程で行う。

「災害時に急に何かしようと思っても難しい。普段からの住民同士の関わりがとても大事」(同ボランティアセンター)。いま必要になっている、新しい地域コミュニティーを学ぶいい機会だ。

「まちの縁側実践講座」信州新町
日時/8月4日(木)13時~16時30分
場所/信州新町福祉センター
参加費/500円

「まちの縁側実践講座」篠ノ井中央区
日時/8月5日10時~15時
場所/篠ノ井市民会館大会議室
参加費/800円(昼食代込)
講師(両会場とも)/延藤安弘氏

長野市ボランティアセンター 長野市鶴賀緑町1714-5
☎026-227-3707(西沢・小野)

コメント

  • なぜ空き店舗?
    家賃収入で生活する時代は終わろりました。

    これからは一か月の総売上げの3%の金額が家賃にしてー。

    2014年2月20日 1:06 PM | 青柳寿一

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

コメントフィード

トラックバックURL: http://gurunaga.com/wp-trackback.php?p=551